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真珠のお手入れ〜①パールネックレスの7つの自己診断法

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真珠のお手入れ〜①パールネックレスの7つの自己診断法


お手持ちのパールネックレス、この機会にご自身で手にとってじっくりとチェックしてみませんか?以下の7つのチェック項目は真珠科学研究所が20年にわたって手掛けてきた真珠の修理・修復の経験から生み出された真珠ネックレスの診断方法です。

1、まず本物の真珠であることをご確認ください。

チェック方法1)珠同士を軽くこすってみてください。


・わずかですがひっかかりを感ずれば→本物の可能性が高い
・つるつる滑る→人工真珠の可能性が高い

チェック方法2)孔口を見て下さい
・垂直に孔があいていれば→本物です
・孔口が拡がっていれば→人工真珠の可能性が高い

左 穴の周りが剥げている模造真珠

本物あるいは本物の可能性が高い場合は、次のチェック項目に進んでください。

2、糸替えの必要性を確認。

チェック方法1)クラスプ(留金)をはずし先端を持って垂らしてみてください。
・糸と糸の間に隙間ができない→糸替えの必要はありません。
・糸と糸の間に2.5~5ミリの隙間ができる→糸換えをお勧めします。
・糸と糸の間に5ミリ以上の隙間ができる→糸換えが必要です。

3、輝きが低下しているかどうかの確認。

(ご注意:この検査はなるべく明るい照明の下で行うようにしてください。)
例1)一部の珠が白い膜をかぶっているように見える→クリーニングで修復は可能

上クリーニング前 下クリーニング後

例2)一部の珠と珠の間に白い膜や粉のようなものが見える→診断が必要

例3)相当数の珠が白い膜をかぶっており、粉のようなものが見える→診断が必要

・白い膜や粉はないが、購入時より輝きが落ちているような気がする→診断が必要。

4、褪色や変色についての確認。

 

(ご注意:この検査はなるべく明るい照明の下で行うようにしてください。)
例1)一部の珠が他の珠と明らかに色が薄く感じる→診断の必要があります。
色が薄く感じる珠がある

例2)一部の珠が明らかに他の珠と色が違う感じがする→診断の必要があります。
色が違う感じの珠がある・全体が購入時よりいろが薄くなっている→診断の必要があります。
・全体が購入時より黄ばんだ感じがする→診断の必要があります。

タンパク質や有機物(真珠層の中の)変化が褪色、変色の原因です。
タンパク質や有機物は真珠層の5%を占める少量成分ですが、真珠の美しさを生み出す必須成分でもあります。これら生体生産物のデリケートな性質は、外気中の紫外線や乾燥等で長い間には黄ばんできたり(変色)分解したり(褪色)することはある意味では不可避なことです。それを防ぐためにはそれなりのケアーが必要です。またすでに起きてしまった場合はその症例によりますが、ある程度の修復は可能です。

5、欠陥(ひび、われ、キズ、斑点など)についての確認

 

(ご注意:この検査はなるべく明るい照明の下で行うようにしてください。)
例1)ひびのようなものがある→主に加工工程で発生。診断の必要がある。

例2)割れのようなものがある→極端な温度・湿度変化により発生。経年変化によりわれは発達します。診断の必要がある。

例3)光にかざしてみるとヒビが見える→極端な温度・湿度変化により発生。経年変化によりわれは発達します。診断の必要がある。

真珠層内にヒビ

例3)凸のようなものがある→バロック珠に多い。異質な層が内部で発達。乾燥で崩壊する恐れあり。診断の必要がある。

 

例4)斑点のようなものがある→加工きずの代表、真珠層崩壊のバロメーター。経年変化によりテリ鈍化。診断の必要がある。

加工キズ(スポット)

 

真珠層の剥離

真珠は’’呼吸’’しています。それが欠陥出現の遠因です。
真珠は夏のような温度や湿度の高い時は目に見えないレベルですが、膨張します。冬のような温度や湿度の低い時は逆に収縮します。この微妙な変動、言うなれば一種の’’呼吸’’が長期間続きますと、真珠層内に隠れていた欠陥が現れてくる場合があります。それを防ぐためにはそれなりのケアーが必要です。またすでに起きてしまった場合はその症例によりますが、ある程度の修復は可能です。

 

6、破損についての確認

例1)珠の一部分が欠落あるいは破損している→真珠表面の溶解。ごくごく軽度な溶解であらば修復は可能。診断の必要があります。

重度の溶解 真珠層の剥離 修復不可

例2)真珠の穴の周りが凹んでいる→重度の溶解が進行すると真珠層の剥離、真珠層露出、真珠層破壊、核露出、経年変化により発達します。汚れの放置、極端な温度・湿度変化により発生。修復不可

左 真珠層露出 中 真珠層破壊 右 核露出

6、クラスプ(留め具)の損傷についての確認

例1)クラスプが購入時より少し錆びている、変色している。

例2)クラスプの真珠が変色している→専門診断の必要があります。
クラスプの真珠が変色・クラスプの真珠が紛失している
・クラスプが壊れている

いかがでした?診断の必要がある場合はもちろんのこと、大切な真珠が手遅れになる前にまずは真珠独自のメンテナンス(クリーニング&エステ)をしてお手入れしましょう。使った後は放置せず必ず布で拭いて湿気の少ない暗所に密閉保管しましょう。

真珠のお手入れ〜②本当のクリーニングのススメ
真珠のお手入れ〜③甦った真珠をいつまでも美して保つエステ
真珠のお手入れ〜④糸換えのススメ
真珠のお手入れ〜⑤真珠のクリーニング&エステに関するQ&A
真珠のお手入れ〜⑥診断申込&見積依頼フォーム
真珠のお手入れ〜⑦輝きと色を保つための大原則と7つの心がけ
パールネックレスのクリーニング&エステご注文から納品までの流れ

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