あきらめないで、白く曇ったさんごを治す方法

オーバルカボションカットのさんごの白く曇った表面のお直しとK18製リングのサイズ直しのご依頼です。18金が変色しさんごの表面、裏面共に白く曇っています。

デジタル顕微鏡で拡大して見るとさんごの指紋のような層が白くなっています。これはさんごの主成分である炭酸カルシウムが付着した汚れ（汗、皮脂、化粧品等）に含まれる酸やアンモニアによって表面が溶かされ徐々に光沢が劣化し輝きが失われた経年劣化によるものです。

まずはさんごとリング部分を分けます。エポキシ樹脂で固定されたさんごはお湯につけて硬化剤を緩めて外されます。

上面

さんごは真珠同様、表面を数ミクロン再研磨することできれいに元どおりになります。

サイズ直しされたリングにさんごを固定すれば見違えるほど艶々なさんごのリングが元どおりになりました。ちなみにこのリングはひらがなの「ゆ」がモチーフのデザインになっている２０数年前にお作りしたオーダーメイドリングです。

もしこんなふうにさんごのジュエリーが白く曇ってしまったらまずはカスタムメイドジュエリーフジコにお問い合わせください。磨き直しでこんなにきれいに元どおりになりますよ。